タイ支部会報告(2015年2月13日) 中西 孝夫記
去る2月15日、2010年タイ支部創設以来となる支部会を、モンクット王工科大学ラカバン校(KMITL)に於いて
開催しました。当日は快晴に恵まれKMITLの用意してくれた車で快適なドライブの後11時前に工学部校舎に到着し
ました。先ず目に飛び込んだのは工学部の玄関に設置された大きな寺本先生の追悼のボードでした。先生の功
績を大きく称えて偲ぶもので通信工学卒業生として嬉しくまた誇りに感じました。
玄関で歓迎の出迎えを受けた後、学部長室に案内され挨拶を交わし歓談となりました。日本側からは、松尾守之
先生(参事)、山根治仁氏(参事)、柳沢真一氏(副会長)、松尾康弘氏(代議員)、土岐晴美氏(事務局長)
小生中西孝夫(会長)、また現地で勤務中の松浦武信先生にもご参加いただきました。タイ側からPrakit支部長
(元KMITL学長)、Pitak事務局長(KMITL准教授音楽工学&マルティメヂア)、Komsan工学部長、Anuwat副工学
部長、Narong 先生(元KMITL通信工学助教授)、Manoon先生(元KMITL通信工学教授)、Apinan先生(KMITL
助教授)、Surapan先生(KMITL准教授電子工学科主任)、Pikulkaew先生(コンピュター工学)、Sutheera先生(コン
ピュータ工学)が参加、友好気分が高まる中での工学部会議室での支部会の開催となりました。先ず寺本先生に
黙祷を捧げた後Pitak先生がKMITLの創立からの歩みを貴重な写真を使用して紹介してくれました。続いてタイ支部
の活動状況報告が有りました、通信工学の同窓生は23名ですが、東海大学同窓は約140名で年一回の同窓会を開催
して絆を強めています。次に小生から東海大同窓会の全体像を説明し通信工学同窓会の活動方針、具体的に年間
イベントの紹介及び活動予算について説明を致しました。タイでは会費の徴収は行っておらず、同窓会本部からの
支部への補填が唯一予算だそうです。運営予算に次いでタイ支部の皆さんが特に興味を示されたのが講演会で、
講演資料の要望があり今後答えていきたいと思いいます。
特別講演はPrakit先生の「KMITL創世時期」と題し1965年Prakit先生、Narong先生、Manoon先生、Ginton氏(逝去)
の4人が来日し翌年通信工学科3年に編入した当時の日本語との格闘の話から卒業までの普段聞くことが出来ない艱難
辛苦の話をしていただきました。この内容は講演記録として後日紹介いたします。支部会終了の後鉄道路線も横切る
35万坪の広大なキャンパスを案内していただきました。またキャンパス内に立派な東海大のサテライトオフィスが有り
参加者全員驚きと誇りを感じました。懇親会はタイ支部長Wisut先生主催で東海大同窓生30名が集い楽しい交流の場
全員で「建学の歌」を歌い閉会となりました。
ている生体医用工学科のプレゼンテーションを受けた後施設を案内していただきました。実技のための設備が大変
充実している事に感銘を受けました。卒業生の就職も大変好調とのことです。Rangsit大学は私立で医学系が中心の大学
で丁度卒業シーズンを向かえ学生諸君が記念写真を撮っている光景が微笑ましく感じました。
今年の卒業生はおよそ7千人とのことでした。
最後に今回の支部会に日本から参加いただいた松尾先生始め各位の皆様と支部会実現に向け準備いただいたPitak先生
に深く御礼申し上げます。
支部会写真を参照ください、クリックすると大きなサイズご覧できます。